素直になれたら



そんな事も気付かない私は
当時、付き合っている人がいた。


斉藤 和也(サイトウ カズヤ)



一緒に学校行ったり
一緒に帰ったり、
皆の前で手を繋いだり…。



中学校では一番
有名だったかもしれない。



和也「亜衣~!ごめん!
今日は学校で確認テストだから
一緒に帰れないわ…。
まじごめん…。」


私「いやいや!全然大丈夫ですよ★
では、さようなら!」



この時から
和也との関係が
ぎくしゃくし始めた。



受験生でもある和也は
いつも大変そうだった。



私はなるべく和也に
迷惑をかけないようにした。



やっぱり辛かった…。


会いたいけど、私が言うと
優しい和也は絶対に会ってくれる。


話したいけど、
和也は絶対に
自分より私を優先してくれる…。



私は優にずっと
話を聞いてもらった。



悲しい事は一緒に泣いて…


嬉しい事は一緒に喜ぶ…


優は私にとって
とてもお姉ちゃんみたいな
性格だった…。



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