ラスト・キス




すぐに手伝ってくれた、と思ったら…

コレは大変なことになってしまった…




「お前の部屋、1923号室」



「…はい」



「俺の部屋…、1924号室」



「…はい、…?!」




と、隣っつーワケっすかァァァァ?!

男の人と、隣の部屋…



聞いてませ~ん。

コレは詐欺のような気がしま~す。


弁護士呼んでェ~。







カチャ…


「どうぞ、…泥棒なんてしねぇから安心しろ♪」















…ブヮァァッ…----



なんだか、キラキラ光って見える…。

ホテルのスィートルームみたい…



すごく高級感あふれてるー…





「す、っご!」



自然と私の口からは、こんな言葉が漏れていた。




「お前…」


「何?」

名も知らない、男の人に…心が開いていた。

…いつの間にか




「庶民だろ?こんなんで驚くなんて、金持ちじゃねぇな」



< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop