先パイ、大好き。
「うん…」
ドキドキと不安が一気に押し寄せてきた…
ヤバい。
どーしよう…
「部活のこと紹介した人がさ、紙を見て止まっちゃったあと、隣の人に話しかけてたじゃん?」
鈴が思い出すような口調で言った。
「うん、覚えてるよ」
「その人が、格好いいなって思ったの!」
ニコニコがニヤニヤに変わった鈴の足取りが、またスキップになった。
…うん?
「…え?一時停止した人の隣に居た人が、良かったってこと?」
トモ先輩じゃないってこと?