先パイ、大好き。




「実は、あたしもね…好きな人が出来て…」




ポツリポツリとあたしが話すと、鈴が笑顔であたしを見つめた。




「誰?だれ~?」



ニヤニヤしながら鈴が言った。




そんな鈴を見て、あたしまでニヤニヤしちゃう。



「…あのね、サッカー部の…一時停止した人…」




…恥ずかしいー…





「…うっそぉ!じゃあ、2人ともサッカー部だね!」




さっきよりも、テンションが上がった鈴が、あたしに抱きついてきた。




「うんっ!なんか、嬉しいよ!」


あたしも抱きつきながら、言った。







< 40 / 46 >

この作品をシェア

pagetop