先パイ、大好き。
「ううん、嫌な思いなんて全然してないよ!」
あたしがそう言うと、鈴が微笑んだ。
「ありがとう、日和」
…なんか嬉しい。
良かった、鈴が笑って。
「…ねぇ、日和?先輩の所、行かなくていいの?」
鈴が廊下にある時計を見ながら言った。
………あ------!!!!!
あたしも慌てて時計を見ると、活動の時間から3分も過ぎていた。
やばい!
「ごめん行ってくるね!」
鈴に手を振り、廊下を走る。