ミステリーな王子様
第一章★生徒会へようこそ
・呼び出し
”ピンチ”という言葉は、こういう時に使うんじゃないんだろうか。
「−−・・で、書記、やってくれるよね?」
私を惑わす、魅力的な、声。
「えっと・・あの・・」
断るにも、断りきれないこの雰囲気。
「駄目だなんて言わせないからね」
そう言って彼、黒川瑠香(くろかわるか)は、とうとう右手を壁にだん、とついた。
「ルカ先輩・・れ、冷静になりましょう、ほら、そこの椅子に座って!」
必死にルカにそう伝えるのは、主人公、美園イブ。
「−−・・で、書記、やってくれるよね?」
私を惑わす、魅力的な、声。
「えっと・・あの・・」
断るにも、断りきれないこの雰囲気。
「駄目だなんて言わせないからね」
そう言って彼、黒川瑠香(くろかわるか)は、とうとう右手を壁にだん、とついた。
「ルカ先輩・・れ、冷静になりましょう、ほら、そこの椅子に座って!」
必死にルカにそう伝えるのは、主人公、美園イブ。