わからない
うざい

死んで欲しい

死にたい

そんな言葉がずっと
頭を駆け巡っていた

お父さんが切れた

私はそんなお父さんを蹴った

たいせいが崩れたみたいだった

お父さんが
倒れたそしてまた切れた

髪の毛を思いっきりひっぱられた
蹴られた 殴られた

私はゆいつ鍵付きの
トイレに逃げ込んだ

手ぐしで髪をといでみた

便器に何百本と髪の毛が落ちた

私は呼吸困難になりながら

必死に涙を止めようとした

トイレの前にお父さんが来て

殺してやると言われた

涙があふれた

本気のお父さんじゃない事は知っていた

そのとき私はこう思った

これからおじさんてよぼうと。
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