明日への旅(仮)
バッ!
『ハァハァハァハァ…ゆ、夢?』
…あれは桜ちゃん?
お城?敵?
『何なの?…うっ…』
私泣いていた。
悲しくなった。
悔しくなった。
―何故?
もう、朝日が昇っていた
―学校―
「おはよう!詩…音?Σうわっ!酷いクマよ!」
『おはよう、夏菜…』
「なに?何かあった?」
『いや、何もなくはないけどよく分かんなくてさ…』
「なんだそりゃ…」
『ねぇ、お城っていつの時代?』
「…はぁ?そりゃぁ明治より前の幕府とかの時代じゃ?」
『そっか、そうだよねぇ…』
「…?」
夏菜は不思議そうな顔をしていた(そりゃぁそうだ)
…桜ちゃん。
桜ちゃんは何者?
あの後あの女性はどうなったの?
何であんな夢を見るの?