明日への旅(仮)

『前世って…最近見る夢に関係あるのかな?』


「!!!どのような夢ですか?」


『えーと、最初のは桜ちゃんがいたわよ、確か…「逃げて!」って誰かが叫んでて…桜ちゃんが「母上さま!」って叫んでた…シリアスな場面よ…』

チラッと桜ちゃんを見てみるとうつ向いていて表情が読めない…

でも、つらそう…


「…他には?」


『あ、…次はさっき見た夢なんだけどまだ桜ちゃんくらいの男の子と女の子が桜の木を見て楽しそうに遊んでたかな…男の子の名前は確か……隼!隼って名前だったけどー…』


「……詩音殿!」


『え、どうしたの?汗』


「詩音殿!私ははやく母上さまと父上さまにお会いしとうごさいます!……うぅわゎゎん」


『泣かないで;大丈夫だから!ほら、桜ちゃん笑って!』


それから少し桜ちゃんはないていた…
まぁ幽霊だから私以外には聞こえないし…


でも、寂しかったんだろうな。幽霊だってまだ子供…

私も早く前世思い出して、桜ちゃんのお母さん探さなきゃ!



…私の前世って何なんだろう?


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