つきのくに
つきのくに
咲くら
月森本家の一番奥に存在する当主である、隆明の部屋。
「遅くにすみません。どうしてもあなたに確認したい事があって。」
小百合は、そこに来ていた。
隆明は、月ノ宮からあがってくる些細な情報、篝祭りの準備、外との付き合いなどの月宮家当主としての勤めを果たしている最中だった。
「小百合、前置きは要らないよ。
どうしたんだ。」
「隼人さんは今家にいますか?」
「隼人?さっき僕は外から帰ってきたばかりだからなんともいえないけれど見てないな。
部屋にでもこもっているんじゃないか?」
「確実に家にいると分かっているわけではないんですね。」
「隼人に何か用かい?
人をやって連れて来ようか?」
「遅くにすみません。どうしてもあなたに確認したい事があって。」
小百合は、そこに来ていた。
隆明は、月ノ宮からあがってくる些細な情報、篝祭りの準備、外との付き合いなどの月宮家当主としての勤めを果たしている最中だった。
「小百合、前置きは要らないよ。
どうしたんだ。」
「隼人さんは今家にいますか?」
「隼人?さっき僕は外から帰ってきたばかりだからなんともいえないけれど見てないな。
部屋にでもこもっているんじゃないか?」
「確実に家にいると分かっているわけではないんですね。」
「隼人に何か用かい?
人をやって連れて来ようか?」