【短編】クリスマス*ガーデン

「ひとみさん、外行こう!!」



「えっ!?」





 寒いのに?





「雪が、やんでる……」





 克巳は、毛布を肩からかぶって言った。



 釣られて

 同じように

 私も毛布をかぶり立ち上がる。



 急に、おかしくなるなんて

 もしかして……。



 私は、克巳の開けたドアから外へ出た。





 そして

 私は、息を飲んだ。







 満天の星空の真上に

 冴えた満月が強く光を放つ。




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