キレイナキオク〜感謝の気持ちは忘れない〜
普段は真面目に勉強をして、友達思いな子なのに…。


絶対あの教師のせいだ。


何度も何度も由美を引き止めた。


でも由美は辞めようとはしなかった。



『ごめんね、アキ…』



そう言ってラブホに入って行く由美を幾度となく見かけた。

由美の実態を知った私以外の友達は、みんな由美から離れていった。


それでも…私は絶対に由美から離れなかった。


快楽だけのために男と寝ていないことぐらい、私にはわかるよ。


だって…ラブホに入って行く時の由美は、どうしようもなく寂しい目をしていたから…。
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