キレイナキオク〜感謝の気持ちは忘れない〜
「お前こそ学校来るなよ」


あまりにもうっとうしくて、床にたたき付けた。

もう一回殴ろうとした時、腕をがしっとつかまれた。


「辞めろ」

「…んだよ…」



私の腕を掴んだヤツは、花村先生。

こいつも真面目すぎてなかなかうざいヤツ…。

しかも、一応私が所属しているバスケ部の顧問ときた…。



「手出すな。停学になるぞ?」



男子生徒が隙を見て逃げていった。


ちっ…。


お前のせいで逃げちまっただろ!?



「今日は部活来るよな?」



さっきまで上から目線だったのに、急に優しく聞いてきた。
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