キレイナキオク〜感謝の気持ちは忘れない〜
「行くわけねぇだろ!?」


うざい。

なんだこの学校。

ってかもう全部うざい。

なにもかもやだ。




花村から逃げるために教室までダッシュした。

息を切らしながら教室に入る。


放課後の教室の中には、部活を真面目にやっていない人が数名。


「浮いてるってことに気付いてないのかな?」

「気付いてるでしょ?それにしても…なんかムカツク…」


数名のヤツらがまた何かこそこそ言っている。


私からして見れば、お前らがムカツク。


怒りがふつふつとわいてきた私は、近くの机を黒板にたたき付けた。
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