季節外れの雪
○花屋(昼)

店ではおばが働いている。

真樹が店に来る。

真樹「おばさん、こんにちは」

おば「真樹ちゃん、今日はどうしたの?」

真樹「俊平君いますか?」

おば「俊平君?今は休憩中よ」

真樹「そっか、休憩中か」

おば「うん。でもどうして?」

真樹「ちょっと俊平君に用があって」

おば「ちょっと?もしかして真樹ちゃん、俊平君の事、気に入った?」

真樹「えっ、そんな事あるわけないじゃないですか」

おば「そうなの?おばさん、真樹ちゃんと俊平君なら応援するんだけどな」

真樹「やめて下さいよ。どうして、あんな奴と」

おば「俊平君、いい子よ。優しくて、仕事も真面目だし、オススメだけどな」

真樹「どこが優しいんですか。いつもムスッとしちゃって」

おば「もしかして、俊平君と何かあった?」

真樹「何も。何もないですよ」
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