窓のない窓際
でも、ぶっちゃけ屈辱的。
今まで落とせなかった女は一人もいないこの俺が!
落とすどころか「仲良くする気ありません」なんて言われて!
あ゙ーっ、ムカつく!
思い出しただけで頭割れそうになる!
「まあ、水上には彼氏もいることだし……。
今回は諦めるこったな」
……うざ。
髪をかきあげながらため息をついている寿也の足を踏みつける。
「痛゙っ!
何すんだチビ!」
寿也が睨み付けてきたけどスルーして、そのまま視線をあいつに移す。