1週間彼氏
―文化祭当日―
昨日のメールの事はまだ
誰にも言わなかった。
そして駄菓子を机に並べている時、私の好きなキャラクターお面を見つけた。
「このお面欲しい〜!」
「はい!300円。」
「タダでは貰えないのか…。」
「まぁ賞品だからね!」
「はい。300円。このお面で宣伝してくる〜!!」
いよいよ文化祭が始まる。
……が一向にお客さんが来る気配はなく、私達ばかり駄菓子を買っているという始末。
お客さん来ないな〜と、
ぼーっとしていたら誰かに呼ばれた。
雅之だった。
もう告白!!いや…まだ早いでしょ。心の準備とか色々あるし…。
と思いつつ、平然を装い、雅之の所へ行った。