お兄系俺様★鈍感彼女[完]
しばらくして2人は帰って行った。
俺は風早葵を目で見送ってから、伊井島郁未へと目線を戻した。

モグモグとケーキを食べている。

おい、何か話せよ。
おもんねーだろが。


心の中で愚痴る。


しばらくして俺らも店を出た。



別れを告げ家へ帰る。

「翔吾兄ぃ遊ぼー!!」
「翔吾兄ぃ~!!」
「わぁーった。遊ぶか。」
「「わ~い!」」

俺にはの弟と妹がいる。

母が死んで、父が狂い他の女とやって子供つくって、そんで自殺して。。

その女達が子供はいらないと言ってきて、しぶしぶ引き取った。

後に、ばあちゃんまで死んで今では俺1人で育ててる。


こいつらのために、俺は金をかっぱらってんだ。


「おぃ、彰斗!舞花!向こう行くな!」


この2人を…

守るために…


あの女達に殺されぬように…










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