お兄系俺様★鈍感彼女[完]
そこには女子に囲まれた男がいた。

背はすらーっと高くて、目は二重でパッチリしてて、黒髪が白い肌によく似合ってる。

さっきのカラコン男じゃないんだ。。

「ね、カッコいいでしょ?」
「そうかなー…」
「もぅ!葵は相変わらず男子に興味ないね~」
「まぁね。じゃあうち、先生にプリント提出しないといけないから!」


うちはボーッと考えてみた。
さっきのカラコン男が転校生じゃないなら、彼は何しに来たんだ?

確かに制服は着てたし。

ガラッ

「先生プリント持ってき……」

ってあれ?
先生いないし…

もしやの待っといて系?

ま、いっか。

うちは近くにあった小さいパイプ椅子に座った。



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