輝いていたあの頃
走りだした原石
今年、丘校には224名が入学した。

その中に、俺はいた。


俺は、あきら。
特技といっても特にあるわけじゃなく、別に頭もそこまでいいのかわからない。

スポーツは基本苦手で、中学は剣道をやっていたがそこまでもない

体格もよくはなくかなりほそく、顔も自慢できるかわからない。



この高校も、ただ偏差値が近いから入っただけで意味はない。


今まで、ずっとなんにも考えないで、ただ道なりに生きてきた。

ただ道なりに…


俺はこれからも道なりに進みものだと思い何事にも興味がなかった。






閉式の言葉


やっと長い話も終わった。
俺はこれからまた道なりの高校生活が始まると落胆した。



そして、帰り道学校から帰る学生の波に飲まれながら帰った。



この学校は女子のが若干多い!
これは普通ならばよろこぶところだろう。


しかし、俺には興味すらわからなった。
いや、どうせ彼女なんかと諦めていたからかも知れない。



やっとの思いで家につき、その日は早くねた。


考える事は、新たな生活の事ばかりで、


友達はできるか?

先生はいいか?

不良はいないか?


など限りなくでてくる。


その日は夢の中でも考えていた。


そして次の日がきた!
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