機動装甲Ⅲ
至近距離からのビームの雨!

いかに素早く反応しようと、所詮は量産型だ。

俺の反応速度についていけず、機体はワンテンポ回避が遅れる。

その結果、機体左脚部にビームが被弾、膝から千切れ飛んだ。

左肩部もビームが貫通、コントロールを受け付けなくなる。

「ちぃっ!」

フットペダルを踏み込み、最大まで加速。

何とか距離をとりつつビームライフルで牽制する。

だがその攻撃も、茜機は右に左に回避する。

機体性能が違いすぎる。

「無様ね、真紅郎!」

再び茜機のビームアサルトライフルが火を噴く!

「うぐっ!」

機体左腕部が肩から吹き飛ばされた。


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