機動装甲Ⅲ
「今回のコンロット社討伐任務に参加するという事で、戦時特例で真紅郎さんには少尉の階級が与えられるそうなんですぅ。近々宗方艦長から直々にお話があると思いますけどぉ」
「……」
なるほど。
これで俺も晴れて軍属の仲間入りという訳か。
合法的に人を殺せる兵士。
AMを駆り、かつての仲間を討つ。
俺の中で、まだ茜と戦う事への迷いは吹っ切れていなかった。
と。
「おお、こんなとこいたのか、真紅郎」
白のツナギ姿の男が食堂に顔を出す。
艦内AMメカニック担当のマーク・マッカートニー曹長だ。
「ちょっとお前の機体の事で説明しておきてぇ事があるんだ。AMハンガーまで付き合ってくれるか」
「……」
なるほど。
これで俺も晴れて軍属の仲間入りという訳か。
合法的に人を殺せる兵士。
AMを駆り、かつての仲間を討つ。
俺の中で、まだ茜と戦う事への迷いは吹っ切れていなかった。
と。
「おお、こんなとこいたのか、真紅郎」
白のツナギ姿の男が食堂に顔を出す。
艦内AMメカニック担当のマーク・マッカートニー曹長だ。
「ちょっとお前の機体の事で説明しておきてぇ事があるんだ。AMハンガーまで付き合ってくれるか」