鐘の音が響くころ
机の下で何かをいじっている由人がそう言った。
「ぅぁ・・・・びっくりしたぁ・・・」
「ひでぇ~(泣」
「ごめんね・・・・?」
「そういえばさ・・・香織ちゃんは?」
「香織なら・・・・まだだけど・・?」
由人は自分のバックから何かを取り出した。
「長森・・・先輩?からだってさ」
「長森先輩が?何で由人に?」
「帰り道に会ったんだ・・それで明日いそがしくてもしかしたら渡せないかもしれないからって・・・・・」
そうなんだ・・・長森先輩もシャイだな・・・(?)
私はそれを受け取り、香織の机の上に置いておいた。
「喜ぶだろうなぁ(笑)」
「そうだな・・・」
由人は笑いながらそう言った。