鐘の音が響くころ



そして、私たち在校生が体育館に入場する。



「ちょ・・・香織・・・大丈夫・・・?」





「ダメかもしんなぃぃぃぃ・・・」





泣きやんでくれないとこっちが困るんだが・・・・



すると、アナウンスが入った。




「皆さん、生徒会長の長森です」




「長森先輩ッッ?!!!」





私たちは姿が見えないのに、長森先輩の声がすることに驚いた。




「私たち、卒業生はサプライズを用意しています!」




「・・・さ・・・サピライス・・・・???」




香織は泣いていて、何を言っているのか分からなかった。




「サプライズだってば;何だろうねぇ・・・?」
< 13 / 29 >

この作品をシェア

pagetop