鐘の音が響くころ
そして、私たち在校生が体育館に入場する。
「ちょ・・・香織・・・大丈夫・・・?」
「ダメかもしんなぃぃぃぃ・・・」
泣きやんでくれないとこっちが困るんだが・・・・
すると、アナウンスが入った。
「皆さん、生徒会長の長森です」
「長森先輩ッッ?!!!」
私たちは姿が見えないのに、長森先輩の声がすることに驚いた。
「私たち、卒業生はサプライズを用意しています!」
「・・・さ・・・サピライス・・・・???」
香織は泣いていて、何を言っているのか分からなかった。
「サプライズだってば;何だろうねぇ・・・?」