鐘の音が響くころ
私は・・・いったい何なんだろうか。
彼女じゃない。だからといって友達なんて枠の中にはいるような存在じゃない・・・
「告白しちゃえばぁ?」
後ろの席から声がした。
「えー?しちゃおうかな」
真澄ちゃん?!!真澄ちゃんは由人のこと好きだから・・・
「真澄、ずっと由人のこと好きだったんだもん♪由人だってOKしてくれるわ♪」
どこからくるんだろう・・・その自信は。
私はどちらかといえば真澄ちゃんとは仲良くない、ていうか「どちらか」じゃなく、「絶対」なんだろうな・・・対抗意識燃やされてるし・・・
「綾香ちゃんは・・・振られたんでしょぉ?」
真澄ちゃんは私にそう言った。