鐘の音が響くころ





「振られるって・・・・」




「だってぇ~お友達からなんでしょぉ?真澄はぁ・・・友達以上だもん♪」




ウザイ・・・・ていうか何それ。




そんなの聞きたくないよ・・・




「振られてないから。あんたの想像とは違うんだよ」




「フフフ♪真澄の想像してることが分かるんだぁ?意外と頭いいんじゃない?クス」





ムカツク・・・・何その言い方ぁぁ!!そりゃ別に特別いいってわけじゃないし・・・・だからって失礼だろうがぁぁ!





私は怒りが込み上げる。しかしまだ我慢の時だ綾香!我慢だぁ!




「まぁ・・真澄はあんたには負ける理由がないから」




「あたしも。真澄ちゃんみたいな腹黒には由人はついてこないから」





タンカ切ってやったんだ。





でも確かに、友達止まりなんだ・・・・私たち。















< 17 / 29 >

この作品をシェア

pagetop