鐘の音が響くころ



私に優しいところは凄く好き。



でも他の人にも優しところは嫌いだよ・・・


私にだけ。



私は




どうすれば「特別」な存在になれるの???




「綾香・・・?」


香織の言葉で我に返る。


「あ・・・・考え事」



「綾香・・・・」


隣に由人がいる、嬉しいんだ。



でも・・・



私は・・・・由人の彼女に・・・





なれる気がしないんだ。





そして、卒業生がきた。



香織は長森先輩の元へ走っていく。



そんなわけで、由人と二人っきりみたいになってしまった。



「綾香・・・・・?」



「ん?」
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