鐘の音が響くころ


「俺さぁ・・・・」



「あ・・・・・????」



「好きなやつができた・・・・んだ」


一瞬にして全てが崩れ落ちた。



好きなやつができた・・・?


そんな・・・・



「ひどいよ・・・」


「え???」


「私・・・ずっと大好きだったのにッッ!!!」


「え・・・ちょ!!!」



私は走って校内に戻る。


階段を駆け上がり、自分の教室へ走る。



「も・・・バカァ!!!!うぁ・・・ああああぁ・・・!」



膝から落ちて、泣き崩れた。


体中の水分がなくなるんじゃないかって程。


泣いた。


< 25 / 29 >

この作品をシェア

pagetop