鐘の音が響くころ
それは1週間前のこと・・・
私はその日は日直で、由人は居残り勉強だったのだ。
「綾ぁぁ・・・・」
「ん?」
「分かんないよぉ~(泣」
実は由人は中間テストの結果があまりにも悪かったらしい。
私は黒板の前に立ち、持っていた黒板消しで黒板をきれいにした。
そして、私は右手にチョークを持ち、由人に勉強を教えることになった。
「えぇ・・・・と・・・?あぁ。ここねぇ・・」
「悪いな・・・終わったら一緒に帰ろうな・・・?」
コトーンッッ・・・・
私はその場にチョークを落とした。
由人が・・・・一緒に・・・・?