男にモテたい美人の話
「ほーっほっほ!ほーっほっほっほーっ!」
「うるさい!」
頭に激痛がはしり
同時に私を奪い合う男たちやイケメンが消えていく…。
「んはっ!」
目を開けると薄汚い天井があった。
「寝ながらでっかい声で笑うなよ…」
横にはイケメンどころか…
「…ショボいメン…ショボメンだね…」
「あ?!ショボ麺?!まずそーだな!」
顔だけでなく発言もショボい、無精髭の生えたボサボサ頭の男がいる。
「てか、あんた私の頭殴った?」
頭がじんじんする…
「おう!寝言うるさすぎたから!」
嬉しそうに拳をつくるショボメン。
「いい夢見てたのに…バカヤロー……」
あぁ…私のイケメンたちよ………
がっくりと朝からうなだれる。