桜姫-sakuranohime-
雪が降り毎日が冷たく感じる冬

いきなり絖に別れを告げられた

「引っ越すから別れてくれ」

それだけのために?って聞いたら
遠恋なんてムリだろ

なんて決め付けられて
気がついたら別れてた

どこか夢見心地でさっきの出来事が全て嘘だったかのように
私の心は落ち着いていた

あの場で泣き叫んでいれば少しは今の状況も変わっていたのかななんて

馬鹿みたいなことを考えながら静かに涙を流した
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