年下君は危険人物
「馨っ!!!開けてよぉ!!ねぇ!!」
外から聞こえてくる女の子の声…
「あの…いいの??」
「何が??」
「彼女…??」
「別に、遊びで付き合ってやっただけだし」
遊びっ!!??
遊びで付き合ってるって??
どうして???
「好きじゃないの??」
「は?あんな奴のどこがいいんだよ」
冷たっ!?
本当にまだ中3なの???
ありえないでしょ??
あ、いや…
お兄さんかもしれない…
「あのっ…」
「行くぞ」
「はい??」
「俺の部屋に行くぞ」
「なっなんでですか??」
「なんで??見た目じゃわからないから、まずは見なきゃだろ??」
見なきゃって…何を??
そんなことを考えてるうちに、私は部屋に入っていた。