年下君は危険人物
「………はぁ…」
あれからどれくらい経ったかな??
頭痛いよ…
「なんでため息ついてんの」
今は勉強中。
私は馨君達がキスをした瞬間、2階に帰った。
見たくないし…
聞きたくないし…
「別に…何もない」
「…あっそ」
あんなふうに簡単に、キスとかするんだ…。
無理矢理に帰らせることも、出来たはずなのに…
頼まれたらキスするんだ。
「………出てけ」
「えっ??」
「邪魔なんだよ」
邪魔って…
勉強教えなきゃ…
「わからなくなったら聞くから」
「でも…」
「居られても邪魔なんだよ」
―ズキッ…
居るだけで…
ただ座ってるだけで…
私は邪魔なんだね―……。