年下君は危険人物
「俺が居るのにイチャつくなっ!!それと―…」
えっ……????
馨君とすごく近かった私は、一瞬で隼人の腕の中にいた。
「生徒のくせに触りすぎじゃねぇ??」
怖い…怖すぎる。
すごい不機嫌…
「はぁっ??
別にこれくらい普通だろっ??」
てか………
この2人の間に居るのが恐ろしい
「生徒は黙って、勉強のことだけで関わってれば、いいんだよ」
「そんなの無理に決まってんじゃん」
「なんでだよ…」
「だって一緒に住んでるわけだし??それなりの関係にはなるだろ??」
「それなりって……杏っ!!!」
「はっはいっ!!!!」
「もうそんな関係なのかよっ!?」
そんな関係って…どんな関係のことですか?
「杏はそんな遠まわしの言い方じゃわからねぇーよ?」
ニヤッと怪しい笑顔の馨君。
しかも遠まわしって??
「もっとストレートに聞けよ」