年下君は危険人物
ずっとこうしていたいのかも…
「俺…杏のことがす―…」
……す???
「俺が居ない間によくやってくれたなぁ?」
「「えっ!!??」」
ドアの方を向くと、不機嫌そうな馨君が居た。
「なぁ〜、杏」
「なに??」
ゆっくりと馨君が近づいてくる。
「今、キスしてたの??」
そっと耳元で囁かれた。
自然と、体中が熱くなる…
恥ずかしくて―…
「なっ!!」
「図星かよ…」
「えっ…」
「何話してんだよ」
「なんでもねぇ〜よ??
じゃあ、俺と勉強しようぜ♪」
「えっえぇぇ???」
「馨…お前っ!!」
「……隼人」
「なっなんだよ…」
「…2時間」
「はっ??」
「2時間で杏の気持ちを、俺に振り向かせてやるからな!!
覚悟しとけよ?」
私の気持ち???