芸能人に恋をしたⅠ
あたしは、スタジオを飛び出して、楽屋に入った。


もう、ダメだよ。


振られるに決まってる。


涙を一生懸命タオルで拭いても、涙は止まる事なく、溢れてくる。


その時だった、楽屋のドアを叩かれ、流星さんの、声が聞こえた。


流星さんが来ちゃった。


止まることない、涙を一生懸命拭いて、


「どうぞ。」


と、言った。


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