芸能人に恋をしたⅠ
そう言われてあたしは、顔をあげた。


顔が赤いのが自分でも、分かる。


「返事は??」


間近にある流星さんの顔。


息がかかりそう。


「……っう…」


緊張して、声が出ない。


「もう、ダメ??小野寺さん。」


悲しそうな顔をする、流星さん。


いつも、カッコイイのにこの時は、カワイイって思ってしまった。


「あたしも、流星さんの事好きです。まだ、諦めてません。」


そう言って、あたしは下を向いた。


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