眠り姫が醒める時
『え??』





「お前をそんな顔にさせたくて言ったわけじゃねぇの…。」





『はい……』








「笑えよ。」




その言葉には、いつもの赤坂 恭の暖かさが戻っていた。








そんな事があった日は、

やっぱり温かい気がする…






「おい。起きろよ-?」



『ん……。寝てた…?』



「寝顔見ちゃった♡」




『…』







『えええええええええええええぇぇぇぇええぇ!?!?!?』





「そんなびっくりする事かよ…」



『うん…ってか…もう放課後!?赤坂 恭部活はっ!?』

自分のせいかと思って不安そうに聞いてみた。
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