眠り姫が醒める時
「愛-!朝ごはんよ-!」
『はぁ-い…』
だるい体を起こし、
お母さんの居るリビングへと。
黙々と朝ごはんを食べながら、
お母さんが口を開く。
「そういえば昨日一緒に帰ってきた男の子は誰??」
あ…付き合ってたこと言って無かった…
『彼氏だよ-☆』
寝ぼけながらでも彼氏という言葉は恥ずかしい。
「え………」
『?』
「あんたには、婚約者がいるのよ?」
嘘…
聞いてないよ……
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