眠り姫が醒める時
『お…はよ……』



「どうしたんだよ?愛。」



『お兄ちゃん…』


今日のほうがあたしよりも、少し誕生日が早い。


「は?」



『あたしと今日は兄弟なの…』



絞り出た声が…


とんでもない事を口にしていた…
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