眠り姫が醒める時
「さてっ」


『?』



「帰ろっか?」


『あ…もうこんな時間!』



「帰らなきゃね♪」







そんな時だった…




「そこの可愛い眠り姫っ。遊ばないっ?」



眠り姫を知ってるのはあたしの高校くらいじゃ…


『誰…』




「居たじゃない!あんたの前の席の…。」



『赤坂 恭…だよね…』



「あったり-☆遊ぼっ?」



『い……ま……から帰るっ』




話せない…頭が…くらくらする…






「とにかく。愛に話さないで。」




あ…若菜…ありがと…
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