お隣さんの恋愛事情



で、それから私は寝込んで、煙草もお菓子も取り上げられ、次の日まで寝込んでしまいました。


会社にはミキ姉が連絡してくれたらしく、目を開けた時には、今までのダルさが嘘のように軽くなっていたのです。


その上、リビングは、今まで見たことないくらい美しく輝いていて、ベランダには洗濯物がフワフワと風で揺れていて、ちょっと怖かった二人だけど、一生懸命看病してくれた二人の顔を思い浮かべると、幸せな気持ちでいっぱいになったのでした。


おしまい!




――――……




「ブツブツ言ってねーで、ちったぁ手伝え!」


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