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はじまりの朝
この話は

とある時代


とある少年のはなしである。



ここは……

『深緑の都市グリーフィア』


この世界の平和の象徴といわれている都市



その理由は……




『犯罪率0%』




窃盗、傷害、殺人…
様々な犯罪がこの街では起きていない



それはなぜか?


警察の取り締まりが厳しいから?


心優しい人たちしか住んでいないから?



いや……違う。



この都市で犯罪が起きない理由……それは……








時刻12:03
『深緑の都市グリーフィア・グリーンシード地区警察所内』

所長「いやぁいつも悪いな。お前がこの都市に来てからは犯罪が減っていき、遂には犯罪率0%になったよ」

所長は手に持っていた書類を置きながら少年に向かって喋る



少年「いえ……別に自分はそんなつもりでここに来たわけではないですから……。」

少年「ただ……見たくないだけなんです…」


少年はそう言うとうつむいた


所長「そう…だよな…まだその呪いはお前には若すぎるか……」


所長はそれ以上喋らなかった。


少年「所長……そろそろ失礼します」


少年は軽く頭を下げ所長室を後にした。



時刻12:36
『深緑の都市グリーフィア・植物園内』



???「ハァ…ハァ…ハァ…あんたが…あんたが悪いんだ!」
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