たまり場
翼は酒を選びに、砂倉は車で待機。

そして、梨恵と相禀はお菓子を選んでいた。
あたしはレジに。

「いらっしゃいませ。」

レジを打っていた人は男の人で、背が高くて、顔はめちゃめちゃかっこよくて…
まさにあたしのタイプそのものだった。

「…の。」
「…あの。」

あたしはついその人にみとれていた。

「あ…すいません。」
「3000円になります。」
「ありがとうございました…。」

名札に鶴谷啓と書いてあって名前がすぐに分かった。
鶴谷啓くんか…かっこいいなあ。
これがあたしの第一印象。

「翼あ~あたしの好きなあの酒も買って!」
「おう~探すわ。」

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