たまり場
夜中にやる花火。
何だか特別な気がして…もの凄く貴重な気がして
…。
楽しかった。

時間よ止まれ!そう思っていた。

「お~い水くんできたぞ!」

翼が花火用の水をバケツにくんできてくれた。

「冷たっ!!」

その次翼はあたしにそのバケツの水をかけてきた。おかげで化粧は取れてしまっ
た。

「翼あ~やめてやあ!」
「やっぱ鮎可愛い♪」
「うるさいわっ!」
翼はあたしに水をかけ、からかってくる。

いくら夏にしろバケツぶっかけはきつい。


その後ふとあたしに懐中電灯の光が当てられた。
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