たまり場
別に俺んちに鮎泊まっても何にもしねぇーし(笑)てかツレいるし。」
「嘘つけえ!」

翼の部屋に翼と砂倉の賑やかな声が響き渡る。

この雰囲気があたしに何とも言えない解放感を与えてくれていた。

「出発~♪」
翼の車内には、あたし・翼・砂倉・相凛・流位・真世が乗っている。

そこでは相凛と流位が初対面とは思えない程仲良く話していた。

[ねぇ…流位?あたしから啓への想いを消してくれたのは、流位だったんだよ。出
会えて良かった。あれだけ苦しい想いして…あれだけ悲しい想いしてきたけど…
やっぱりあたしは流位が…。だからね、嫉妬なんてするって思ってなかった。ね
ぇ…相凛?相凛にとって流位はどんな存在?ねぇ…流位?流位にとって相凛はど
んな存在?]
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