足跡
駅から家までは歩いて10分もかからない。
家から一番近いコンビニに寄った。
アイスが溶けるのは避けたかったから。
センスに任せると言われても、いちいち考えるのが面倒だったので適当に何種類かのアイスを選んでカゴに入れた。
会計を済ませて店を出ようとした瞬間、雑誌コーナーに目がいった。
今日、話題に出ていた例のモデルが女性ファッション誌の表紙を飾っていたのだ。
その雑誌を手に取って、まじまじとモデルを見てみた。
確かにモデルだけあって綺麗だとは思うんだけど。
やっぱり好きにはなれないな、俺には。
雑誌を元の場所に戻して、ドアの方に向かおうとしたら電車で目の前に座っていたカップルが手を繋いだまま俺を見て何か話しながらクスクスと笑っていた。
恐らく、俺が女性ファッション誌を見ていたから、気持ち悪がっていたんだろうな。
気まずいまま、カップルの横を通ってようやく店を出た。
店を出て歩きながら千景の携帯に電話をかけた。
もうすぐで到着するのでその連絡をする為だ。
プルル…プルル…プルル…プルル…
いつもならすぐに出るのに全く出る気配がない。
一旦切ってから再びかけたけど、やっぱり繋がらない。
仕方なく、家電の方にかけた。
その時には既に千景の家の玄関の前だった。
プルル…
『はい!!』
「あっ、着いたんだけど…」
『あっ!!今開ける。』
なんだ。
別に普通にいるじゃねえか。
ガチャ…
家から一番近いコンビニに寄った。
アイスが溶けるのは避けたかったから。
センスに任せると言われても、いちいち考えるのが面倒だったので適当に何種類かのアイスを選んでカゴに入れた。
会計を済ませて店を出ようとした瞬間、雑誌コーナーに目がいった。
今日、話題に出ていた例のモデルが女性ファッション誌の表紙を飾っていたのだ。
その雑誌を手に取って、まじまじとモデルを見てみた。
確かにモデルだけあって綺麗だとは思うんだけど。
やっぱり好きにはなれないな、俺には。
雑誌を元の場所に戻して、ドアの方に向かおうとしたら電車で目の前に座っていたカップルが手を繋いだまま俺を見て何か話しながらクスクスと笑っていた。
恐らく、俺が女性ファッション誌を見ていたから、気持ち悪がっていたんだろうな。
気まずいまま、カップルの横を通ってようやく店を出た。
店を出て歩きながら千景の携帯に電話をかけた。
もうすぐで到着するのでその連絡をする為だ。
プルル…プルル…プルル…プルル…
いつもならすぐに出るのに全く出る気配がない。
一旦切ってから再びかけたけど、やっぱり繋がらない。
仕方なく、家電の方にかけた。
その時には既に千景の家の玄関の前だった。
プルル…
『はい!!』
「あっ、着いたんだけど…」
『あっ!!今開ける。』
なんだ。
別に普通にいるじゃねえか。
ガチャ…