ひだまりの幸せ
そのまま、家に直行し布団に隠れた。




何時間が過ぎただろう…




「由良?あんた帰ってたんか!」
お母さんの声がする。

「うん。」

「どっか、悪いんか?」

「いいや。疲れた。」

「なんやそれ?若いもんが何ゆうてんの?アホ!」

いつものお母さんや。
こんな事でグジグジしてたらあかんなぁ。

でも、今日だけは…
失恋の悲しみにおぼれて、明日は笑って学校行こう!




朝が来るのは私が思っている以上に早かった…

もう、朝か……

起きて、ゆっくり学校の用意をする。

遥の顔みたら…何て言えばいいんだろう?
普通に?
出来るかな?


自転車のペダルが重い。


「あぁ~憂鬱や」
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