夢だったらと..
「うれしいのーっ!!」

和輝は、頭を撫でながら、「そっか。」と答えた。

「ぢゃあどっか行きますか?泣き止んだし。」

と和輝があたしの手をにぎった。

「うん!!行くっ!!!」

と和輝の手を握りしめた。

和輝とたわいもない話をしながら歩く。

少し歩くと、横断歩道だ。

信号は、赤。

和輝「だりぃ。赤やんかっ」
歩美「めんどくさいなーっ」

と少し経って信号が青に変わった。

「いこっ!!」和輝は、歩美の手をひっぱった。
その瞬間、指輪が落ちた。

「あっ!指輪!!!」

ころころと道路に転がる指輪をひろいに行く、
和輝。


その時、、、
信号を守らない
大型トラック、

和輝は、トラックに気づいていない。

歩美は、叫んだ。
せえいっぱい叫んだ。
「和輝ーっ!!後ろにトラック!!!」

その声にやっと気づく和輝。

「トラック?」
後ろを向く和輝。


歩美は、真っ白になった。

遅かったのです...

「か...ずき」


ものすごい音をたてトラックが倒れた。

町ぢゃうの人たちが
集まりだす。


「人がはねられたって」


そんな声も歩美の耳には、通らない。

ただ呆然と口を開いたままだった。

ピーポーピーポー
救急車。

我に帰る歩美。
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