貴方に恋して..
絶望


...ん..はぁ...
..あんっ...ぅ..
.ッ..
..



んぅ−
...まただ..
毎晩隣から聞こえてくる汚らわしい声...


気持ち悪い
吐き気がする


あたしはちょっと外に出ることにした。さっきドアの隙間から見えたお母さんと目が合った気がしたけど気のせいだよね?...


気持ちが収まって家に戻った。もう終わったみたいだ。部屋に戻ろうとすると...


あんた覗き見なんて嫌な女ね..あんたも混ざる?ふふ

は..母親が娘に向けて言うことな訳?!..
もぅこんな生活嫌!!
いい加減あの時みたいに優しかったお母さんに戻ってよ!!


嫌なら出てけば?


え?


もともとあんた嫌いだったのよね...
実際私の子供じゃないし...あんな人が産んだ子供なんて気に喰わなかったのよ

今なんて?
あたしお母さんの子じゃないの?
意味わかんないよ...
じゃああたし誰の子?
どーして?
あたし拾われた子供?


あまりに残酷な告知
それは中学生一年のときだったかな...




あたしの親はあたしが生まれてすぐに離婚したんだ
あたしは遊び人のお父さんじゃなくて、優しいお母さんについていくことにした...


でもいつも優しかったお母さんの笑顔はいつの間にか消えてたんだ...


お母さんは毎晩遊びまわるようになり、毎晩違う男の人を家に連れて来るよーになった...


毎晩聞こえてくる汚らわしい声
毎日最初は耳を塞いで泣いてた
最近は平気。
でも気持ち悪い

もう限界だった
早くこんな生活抜け出したい...
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